「From left to right(副題:東京)」

2019年11月に弾き語りミュージシャンのアートモバイル氏とのコラボレーションで披露しました。氏の作品「東京」とセッションするために書かれ、同作品のモチーフを抽出しつつ3部構成の作品に。

「古田老人と百合子」

古田老人が買う女はいつも決まって名前がなかった。あるとき、昔愛した百合子と瓜二つの女を見つけ、それを百合子として寵愛する古田老人だったが……。

「ある主人の死」

家に帰ってきたら主人が倒れていた、それを見つけた私は懸命の蘇生行為を行っただけなんです、と主張する「私」の一人称インタビュー体小説。

「手癖の悪い奇術師の手つき」

マジシャンの蓬生氏とのコラボレーションを念頭に書かれた作品。何もない手のひらから、赤い玉を取り出したり、コインを消したり、あなたの心を抜き取ったりします。

「八重芯」

イルターボロで開かれるピアニスト、皆川育代のコンサートを心待ちにしていた「私」による一人語り。「張り詰めた会場の中、糸を通すほどのか細さで、緊張のしじまを劈くように、A列車が走り出したーー。」2019年4月、ピアニストの皆川育代氏とのコラボ「春、うららかに 薄霞、紫勃ちたる」の劇中、ラジオドラマとして披露しました。

「DJマカロンの絶叫ラジオ2」

2019年4月、ピアニストの皆川育代氏とのコラボ「春、うららかに 薄霞、紫勃ちたる」で披露しました。

「概念のお遊戯」

2019年4月に開かれた静岡を拠点に活動する美術家の中安モモ氏による個展「ピンクは血の色3」のオープニングイベント「いんざぴんく いんざだぁく」で披露した作品。ある4つの概念を巡る3人称小説。中安モモ氏のエレキギターとコラボレーションしました。

「生産性のない私たち」

2019年3月に開かれたイベント「七間町ハプニング」参加作品。6人の語り手を擁して上演するために書かれた数珠繋ぎ的作品。以下、紹介文から
「石川家具店を経営する老女は、とある依頼を受けて数十年ぶりに旧屋敷を訪れる。屋根裏部屋で絢爛な装飾が施された平箪笥を見つけた瞬間、伝統的家具職人とされる石川有範と、彼をめぐる6人の物語が始まる。実在したのかどうかも分からない石川有範。石川家具店には信憑性の乏しいいくつもの逸話が、職人たちの中でまことしやかに、かつ魅惑的な響きを持って伝えられてきた。伝統ある家具屋を受け継ぐ老女、有範を題材にした映画を撮る女監督、玉川座に出演する舞台女優、しがない饅頭屋の娘、変化に聡く合理的な材木商、謎の少女……。現代の七間町と、100年前の七間町を往還しながら、石川有範の姿を追いかける。」

「枕草子の冒頭をもう一周してみた」

春はあけぼのーーに続く四季折々を、もう一周してみました。

「前を向いて歩いてる人だけが偉いわけじゃないでしょう」

林檎の絵を描いている私を一人称にした抽象的散文。

「時間は私に隷属する」

小説の中に流れる時間を、語り手の語りによって揺さぶる脱構築的な小説。初演時は「インスタ蠅」「カプセル少女」などと同時に披露するための書き方をし、連結式の作品に。単独上演も可能。

「カプセル少女」

カプセルの中で生まれた少女の一人語り。毎晩、男に呼び出され、そのたびに夜を迎える少女の安寧を求める概念的小説。

「インスタ蠅」

ラジオドラマの途中などに挿入するために書かれた臨時ニュース式小説。「厚生労働省がきょう午後、専門家らによる緊急の有識者会議を開き、強力な毒性を持つ特定外来生物、インスタ蠅の繁殖が確認されたと発表しました。」

「脹ら脛」

脹脛(ふくらはぎ)にあてた書簡対小説。「拝啓、デコルテライン様」に次ぐ、体の部位をほめたたえる作品。

「うさぎ屋活版工房へようこそ」

かつて静岡・駒形にあったうさぎ屋活版工房をめぐる物語。ティポイズムのような表現を用い、1つの文章で風景と独白の2つを描写するなどの技法を使っています。2018年11月のストリートフェスティバル静岡にて披露しました

「奇行の理由」

2018年9月に美術家の百合野美沙子氏による個展「奇行の理由」(大阪・箕面のアートギャラリーZONE)で披露しました。横断歩道でダッシュする女を見かけた「私」によるダッシュ女のダッシュ性をめぐる考察。

「道路交通情報と明日のお天気」

DJマカロンの絶叫ラジオ内の一場面。午後8時現在の道路交通情報と、静岡県内の明日のお天気をお伝えします。

「DJマカロンの絶叫ラジオ」

2018年9月、ピアニストの皆川育代氏とのコラボ「真夏の夜の夢精」で披露しました。かつて皆川座と共演した「自由の淑女」における登場人物をスピンオフさせました。

「うっかり芸人、うっかり身体を忘れる」

商売道具を忘れがちな大道芸人、猫山犬蔵がうっかり身体を忘れてきてしまい身体のないままパフォーマンスを行います。

「孤独の毒」

静岡で2018年9月に開かれた怪談朗読カフェで、朗読家の西山仁実氏に作品提供し、披露していただきました